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0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

追悼 夏木陽介




先日、夏木陽介氏が亡くなった。

やはり車好きが有名な人だったし、武勇伝多しの、かなり豪快な漢の人生を送られた方だなという印象が強い。

東宝時代の、若い頃のコメディ「おいろけコミック 不思議な仲間」でもレイシングドライバーをクビになった車好きの役だった。

21世紀になってからも、前に評を書いた「湾岸フルスロットル」シリーズに出演していたが、やはり、これも前にここで評を書いた、意外な秀作「湾岸最速バトル<スカイライン伝説>」での、伝説のチューナー役は、実にリアリティのあるハマり役で、素晴らしい名演だった。

この作品は夏木氏の後年の代表作だと思う。

その他「宇宙大怪獣ドゴラ」や「用心棒」、「暗黒街」シリーズ他の岡本喜八映画、TVで評判の教師役を演じたドラマの映画版に見える「でっかい太陽」でのクールな好演、「吼えろ脱獄囚」、「女ばかりの夜」や、「大脱獄」での渋い好演などが特に良かった。

またTV「Gメン'75」の小田切警視役、「青春とはなんだ」の教師役、「明智探偵事務所」の明智小五郎役なども良かった。

特に明智小五郎役のジェントルマンぶりは実に決まっていて、「明智探偵事務所」における、明智=夏木陽介、怪人二十面相=米倉斉加年というキャスティングは、今だベストキャスティングだと思っている。(撮影現場は大揉めだったらしいが)

男っぽさと涼しげな爽やかさが融合した名優だった。

夏木陽介さん、ご冥福をお祈り致します。





2018/01/27(土) 00:06:35 R・I・P トラックバック:0 コメント(-)

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