FC2ブログ

0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

『マキシマム・ブロウ』




ジェシーVジョンソン『マキシマム・ブロウ』、

元・米軍戦闘部隊にいたスティーヴ・オースティンは、今ではシアトルのボス、エリック・キーンリーサイドの用心棒をしていた。

オースティンは、エリックの組織で取り立て屋のようなことをやっていたが、それは刑務所に服役中の弟・ロックリン・マンローの多額の借金返済のためでもあった。

ある日ボスから、弟の借金を帳消しにするから、スティーブの昔の仲間、ドルフ・ラングレンに、ある荷物を届けるように、と仕事を頼まれる。

荷物の中身は絶対に見るなと言われ、翌朝、ラングレンがいるカナダのバンクーバーへとオースティンは向かうが、途中、ラングレンと対立している組織の刺客に襲われる。

だが、ラングレンも刺客たちを自ら抹殺してゆく。




スティーブ・オースティンとドルフ・ラングレンの筋肉格闘系俳優が共演した映画。

最初、オースティンの威勢のいい切り取り稼業のバイオレンスな仕事ぶりから描かれていくが、ボスと極秘な任務の話をしているところを、ボコボコにした債務者に平気で聞かせたがために、敵対組織側に債務者が寝返り、結局狙われるようになるという、妙に脇が甘い展開がイマイチである。

まあ銃撃戦や肉弾バトルなどのアクション場面は、それなりに迫力出して頑張っているので見ていられるが、オースティンと弟との関係描写も浅いので、兄貴が弟のためにやりたくもない仕事をしている辛さが、あまり伝わってこない。

またラングレンは、サイコキラーのようなキャラやアクションはいいのだが、立ち位置が最後までもう一つ不明瞭で、オースティンが荷物を運ぶ仕事の、その真相が終盤発覚しても、それが大したどんでん返しにもなっていない。

それにラングレンは重病らしいのに、やたら強いというのも不自然で…などなど、随所におかしなところがある映画である。

しかしそれでも、オースティンもラングレンも役には合っているからか、好演しているとさえ言えるし、見せ場であるアクション場面は中々いい。

全体的に気になる難点は色々あるものの、テンポもよく、メリハリも効いているので、つまらなくはない一篇。 2018/01/09(火) 09:33:46 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shoheinarumi.blog18.fc2.com/tb.php/1908-d693b7f5