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0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

『惚れたらあかん 代紋の掟』




和泉聖治『惚れたらあかん 代紋の掟』、

大阪の一大勢力組織の会長から頼まれて、東京進出した組長の的場浩司は、池上季実子の妻がいるのに、カタギの女子大生・大河内奈々子に一目惚れし、やたらと言い寄る。

そのうち大河内も的場に惹かれるようになるが、的場の組と関東の組織の対立が激しくなり、的場は大河内と別れようとする。




家田荘子の原作を映像化した作品。

「相棒」シリーズの監督として有名になった和泉聖治が前に撮ったヤクザ映画。

しかし『極妻』もので当てた家田原作にしては、女性はモロに脇役で、別に普通に極道映画だし、恋愛映画的要素は薄い。

大河内奈々子は本来なら準主役的役どころだろうに、なんとも地味である。

あくまで的場浩司がひたすら目立っていて、寧ろ大河内より、浮気される的場の妻の池上季実子の方が強く存在感が出ている。

ヤクザ映画としては、ギャング映画的なテイストもあり、中々悪くないが、恋愛映画にはあまりなっていないように思える。

しかし、まだ今のようにブレイクする前の、木下ほうかのトボけた子分役がとても良く、コミカルさとハードさの按配は、さすがに和泉作品らしく悪くない。

出来としてはまあまあだが、そうつまらなくもない一篇。 2018/01/02(火) 02:22:02 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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