0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

『実録 若頭』




城島想一『実録 若頭』、

的場浩司は、度胸を買われてヤクザになり、その後大阪で氷業を成功させ、極道との二足の草鞋をはいて、若い子分を増やしていく。

その商才と度量で頭角を現わすが、親分に恥をかかせた敵対組織を襲撃したことで逮捕され、的場の組は解散する。

的場は出所したらカタギになろうと思っていたが、子分たちが自分を頼りに待っていてくれたことや、関西の大組織の直参の組から声をかけられたことで、また極道の世界で商才を生かし頭角を現していく。





実在の経済ヤクザをモデルにした作品。

的場浩司はひたすら商才があり、次々とビジネスを成功させていき、最初は義憤にかられて殴り込んで組を潰すも、その後は西の大組織に気に入られて、さらに商才を生かして頼りにされていく。

草野康太の流しが縄張り問題で商売しにくい事情を聞くと、芸能事務所を作って流しが商売しやすい環境を作ったりとひたすら的場のやり手ぶりが描かれていく。

西の大組織の組長を『Gメン'75』の伊吹剛と、『特捜最前線』の誠直也が演じている。

誠直也はかなり熱いヤクザの役で、的場は若い頃から中年期までを一人通しで演じている。

若い衆に慕われる役どころに的場浩司はわりとよく合っている。

抗争も描かれるが、メインにはひたすら的場が商才を生かして頭角を現し、出世していく様が描かれている一篇。 2017/06/13(火) 01:47:49 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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