0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

『YOKOHAMA BLACK』




石川二郎『YOKOHAMA BLACK』、

的場浩司は元・ロシア軍特殊部隊出身だったが、ヤクザ組織会長の成瀬正孝の命により、東京や関西の侵攻から神奈川を守る為に、ヤクザ組織の影の暗殺集団・特別高等粛清班のリーダーをしていた。

暗殺集団のメンバーは元医師の小沢和義、元力士の佐々木健介や、元自衛官の藤重政孝らだった。

ある時、組長が襲われ重傷を負い、組員の山本淳平は、よその組織の成瀬会長に頼んで、組長を助けてもらう。

成瀬会長は山本を気に入り、的場に預ける。

山本はそこで影の暗殺集団の実態を知ることになるが、そんな折、助けた組長が殺されてしまう。

その後、的場らは関西や東京からの侵攻に立ち向かっていく。




的場浩司の暗殺集団を描いた作品。

冒頭から容赦なく粛清するので、かなり非情な集団を思わせるが、その分、銃撃戦や武闘場面はちょっとだけ派手で、武闘場面では佐々木健介のアクションも見られる。

成瀬正孝が任侠ヤクザ会長役で、的場の暗殺集団もチームで動く集団として描かれるが、他にmisonoや元木大介、紗綾や久保新二が出ている。

また、かってはミュージシャンとしてイケメンスターだった藤重政孝は、今は別の仕事で何とかやってるらしいが、近年ではドラマや映画にも出ており、ここにちょっと渋みを増した相貌で出演しているのもVシネらしい。

岡田浩暉も元々ミュージシャンで、近年ではバイプレイヤーとして安定してきたが、ここでも成瀬の子分役を脇で演じている。

全体的にもう一つピリッとしない出来だとは思うが、的場浩司と小沢和義は『新・極道の紋章』シリーズに続いて同集団の仲間同士として息の合った共演を見せているし、元特殊部隊役の的場や自衛隊出身者役の藤重とかっての自衛隊仲間による戦争アクションじみた銃撃戦などもまあまあ悪くない一篇。
2017/05/27(土) 00:06:18 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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