0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「湾岸フルスロットル2-ネクスト・バトル-」




池田哲也「湾岸フルスロットル2-ネクスト・バトル-」、

水谷百輔は、かって高速で対決した、死んだ与座重理久の未完成のままのRX-7(FD3S)を受け継ぐことになった。

だがRX-7のロータリー・エンジンのチューンナップが中々うまくいかなかった。

水谷はエンジン・ブローを繰り返し行い、チューニングを闇雲に続けていくが、ある日新湾岸の帝王と呼ばれているスープラ(JZA80)と対決し完敗する。

与座重理久の恋人だったちすんは、水谷にあるノートを渡すが、それは与座重理久が書いた理想的な”魂のFD”の設計図だった。

このノートを叩き台にして水谷はチューニングを繰り返し新湾岸の帝王と再戦するが。




シリーズ2作目。

前作で対決したRX-7を水谷が継承することになるが、水谷はロータリーエンジンのチューニングに難航しながら、なんとか与座重理久の想いに近ずき、RX-7を最強マシーンにしようとする、その水谷のロータリーエンジンのチューニングにハマっていく情熱を辿った作品。

たむらけんじがシリアスなエンジニア役をまた好演しており、今作では準主役ぐらいの役どころである。

ロータリーエンジンへのこだわりや、チューニングに難航しながらも、理想形に近ずけていこうとするメカニックの展開が面白く中々秀逸である。

まあカーアクションシーンは、スムーズな走行は悪くないものの、ハリウッドのカーチェイス映画ほどの迫力はないし、チューニングについてはリアリティーにこだわっているわりに、他の場面はそうでもない感じがするのだが、それでもわりと面白く見られる。

しかし、これは本当はパート3が予定されていて、新湾岸の帝王=スープラとの対決はそっちで決着がつくはずだったんだろうが、このシリーズは今のところこれで完結しており、それ故にか対決シーンがなんとも中途半端で、なんだか尻切れとんぼで終わってしまうのが惜しい。

とは言え、それなりの作品にはなっている一篇。

2016/12/24(土) 02:21:38 その他 トラックバック:0 コメント(-)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shoheinarumi.blog18.fc2.com/tb.php/1795-dc272f78