0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「関東極道連合会 第五章」




山本芳久「関東極道連合会 第五章」、

バブル時代の日本。

派手な賑わいの銀座では、西からの勢力を阻止するために大連立した関東極道連合会系傘下の組長・千原せいじが組を構えていた。

しかし同じ連合会に属する、手を組むはずの小沢和義の裏切りが明らかになり、千原の縄張=銀座は関西からの侵略を受ける。

そこから報復、襲撃が連鎖して抗争となり、東西の戦争となる。



バブル期の抗争を描いた作品。

千原兄弟の千原せいじ主演扱いとなっているが、全体的には白竜主演にやはり見える。

千原せいじはチンピラ役ならこれ以上ないほどリアルに適役だが、組長役はそれほど似合うとは言い難いし、関西弁の銀座の組長で、関西からの侵略を受けるという複雑なキャラ設定の役どころ故か、どうもイマイチだったりする。

しかし話の展開はまあまあ面白く、連合会を裏切る小沢和義は単なる悪役ではなく、ラストで小沢は自分なりの苦渋の決断を下し責任を取る。

連合会が分裂して、会に属すか属さないかで、各組員の運命が決まってしまうことの苦悶なども捉えて描いている。

まあまあな出来だが、面白くは見られる一篇。










2016/08/20(土) 03:08:25 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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