0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「極道の食卓 クジラ2」




横山一洋「極道の食卓 クジラ2」、

濁組組長・久慈雷蔵=松平健と牛田組長、大門正明は元々竹馬の友で兄弟分だが、今は仲が悪く、大門は市会議員の堀田眞三とゼブラ組の組長・ダイヤモンドユカイと組んで、松平に策略を仕掛けようとしていた。

松平が通う高校夜間部も廃止にしようと企むが、生徒と松平はそれを阻止しようとする。





立原あゆみ原作コミックの映像化のパート2。

各章に料理に詳しいクジラ=松平の作る料理名が冠され、半ばオムニバス挿話的にお話が進むが、全体は話が繋がっている。

一番卑劣な悪役をダイヤモンドユカイが演じており、中々卑屈な悪役感が出ていて悪くない。(苦笑)

結局大門と松平は後半簡単に和解し、全体的にほんわかした人情喜劇みたいなテイストだが、まあ立原あゆみ原作だしそんなもんだろう。

松平健は、学生服姿はさすがに笑わせるが、中々役に合っているし、まだ今ほどは売れてなかった頃の斎藤工も、ダイヤモンドユカイ側のスパイ的刺客から松平側に改心するチンピラ役をまあまあ好演しているが、描写は随所にユルい。

ラストも呑気なカニ料理の宴で終了し、全体的にマッタリした人情喜劇テイストな一篇。 2016/05/10(火) 00:05:32 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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