0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「野望金融 大阪死闘篇」




高橋正治「野望金融 大阪死闘篇」再見、

銭湯を切り盛りする広田レオナは夫の借金のために、 大阪を牛耳る長谷川初範が糸を引く暴力金融に執拗な取り立てを受けていた。

だが法律スレスレのやり方で悪人退治する弁護士・渡辺裕之が助けに入る。

渡辺は色んな手を使って長谷川に対抗するが、長谷川も強敵だった。





悪徳金融屋VSはみだし弁護士の対決を描いた作品。

取り立て屋役が島田洋七だったり、渡辺の側もコミカルな描写が多く、かなり厳しい対決を描いているわりに楽しく見れるように作ってある。

長谷川初範はこの作品の頃、イケメンな悪のインテリヤクザ役が十八番だったので、強敵な悪役として十分な存在感を見せている。

特に最後は、法律の裏の裏を渡辺と長谷川の両方がかきまくる熾烈な対決となり、わりと醍醐味のあるクライマックス描写となっている。

全体的にコミカルなテイストと法律の裏をかく熾烈な対決描写がうまくmixしており、そこに展開の面白さも加わり、娯楽作品としてキッチリ作られている中々佳作な一篇。


2016/04/26(火) 00:07:39 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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