0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「極道の教典 第四章」




片岡修二「極道の教典 第四章」、

弁護士の保阪尚希は正式に白竜の組の顧問弁護士になる。

ある日、保阪の旧友である建設業者の千葉誠樹が美人局に引っかかりヤクザに恐喝されていると相談にきた。

何故か千葉は金を要求されず、千葉の建設会社が談合に参加することを強要されていた。

保阪と白竜は、談合話の裏に隠れるヤクザやゼネコン、政治家の癒着を察知し、怪しい利権が渦巻いている腐った裏社会の実態をあばいていく。




任侠ヤクザの白竜と弁護士保阪尚希のコンビシリーズ4作目。

今回は保阪が正式に白竜の組の顧問弁護士となったことで、いつものヤクザの弁護士になることへの保阪の葛藤描写は少なく、会長の岡崎二朗共々熱い任侠道的信頼関係になる様が描かれている。

お話のメインは保阪の友人が巻き込まれた談合に関わる裏の利権に群がるヤクザ、ゼネコン、政治家と、保阪、白竜の対決であり、いささか勧善懲悪的な任侠ヒーロー譚にすぎるが、まあまあすっきり見られる展開である。

これまでの設定の、複雑な関係性がスッキリした後だからか、わりとシンプルなお話になっているが、それでも談合の裏の怪しい利権の真相に辿り着くまでは中々謎めいてもいて、少々ミステリ的に展開する。

それなりにまとまっている出来の一篇。 2016/04/02(土) 00:06:07 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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