0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ダブルヘッド・ジョーズ」




クリストファー・レイ「ダブルヘッド・ジョーズ」再見、

学校の課外授業で、教授と若い男女10数人は大型クルーザーで太平洋を航海していた。

授業とは言え、バカンス気分に浸っていた一行だったが、船が破損して浸水し、クルーザーが航行出来なくなってしまう。

船の修理の間、たまたま近くにあった珊瑚島に一行は上陸するが、浜辺で遊んでいた男女メンバーが、突如双頭の巨大鮫に食い殺される。

その後、ダブルヘッド・ジョーズは次々にメンバーを食い殺していくが、それまで海を恐れてきた女学生のブルック・ホーガンや他の面子は鮫から逃げながらも戦っていく。




二つの頭を持つ巨大鮫が襲いかかってくるジョーズ映画。

しかし1億円ちょっとの製作費の作品にしては、妙にショボいパニック映画である。

もっとも、パニック映画で1億なんてのは安い方だから、まあこんなものなのかもしれんが、頭が二つある巨大鮫というダブルヘッド・ジョーズの見た目は悪くないのに、食い殺すシーンがなんとも安い編集処理で描かれていて、脚本もいかにもな展開でしかない。

まあ海にだけ存在すると思われていた巨大鮫が、地面の下を這いずり回るというところは新味だが、結局、妙にパッとしない長閑な観光映画みたいなパニック映画である。

レスラーのハルク・ホーガンの娘、ブルック・ホーガンは中々いい味を出して好演しているが、ラスト、ダブルヘッド・ジョーズを爆破退治するシーンなど、そういう方法で殺せるなら何でもっと早くそれをやらないんだよって手合いのもので、ひたすら無駄に引っ張り回してるだけのパニックものにも思える。

多少の新味はあるものの、昔ながらの「ジョーズ」の安っぽい亜流映画と言えば、まあその程度の一篇。 2016/02/23(火) 00:06:11 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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