0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「破門組」




金澤克次「破門組」、

組のインテリヤクザの若頭・原田龍二は会長に絶対の信頼があったが、ある時敵対組織の組長が原田の組の組員に弾かれる。

原田は内部スパイの罠もあり、責任を取って破門になる。

だが、原田を慕う組員や、組織を破門された者たちが集結し破門組が出来る。




原田龍二主演の極道映画。

原田龍二は最近は「相棒」のセミレギュラー、陣川さんの三枚目キャラの印象が強いが、まあ元々はこういうニの線の役の人ではある。

極道というより、そこから外れたアウトロー集団が破門組という感じだが、それぞれのメンバーに皆個性があり、それがちゃんと出ているところがいい。

クールなリーダー原田に、ダンディな川本淳市、マッチョな松田優にコミカルな木村圭作、スッとぼけたゲイの宮本大誠などなど、全員の面子がちゃんとキャラ立ちしていて中々面白い。

お話は組織内での裏切りを破門組が成敗する展開だが、脇でヒロシがヤクザ役で出演し、いきなりネタに入りそうになったり多少遊びのあるテイストである。

藤巻潤が悪役で出ているが、さすがに随分年取ったなと思うし、出番が少ないのがちょっと寂しい。

大沢樹生が任侠ヤクザな敵役をわりと好演している。

定番ヤクザ映画にコミカルなアウトロー活劇の要素を混ぜ、破門組の面子をちゃんとキャラ立ちさせてるところに面白味がある一篇。 2015/12/26(土) 01:45:29 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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