0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「友だちのお母さん」

蒲原生人「友だちのお母さん」、

ある大学生と女子、浪人生は幼馴染みだった。

浪人生は幼馴染み二人に勉強を教わるがやる気が中々出なかった。

その頃、二人の男子は急に大人っぽくなった幼馴染みの女子が気になりだす。

だがある日、浪人生は大学生と彼の義母・美咲礼の絡みを不意に見てしまう。




三人の若者を中心に描いた作品。

この監督の作は、最後の絡みのシーンの前振りとしてドラマがあるだけみたいな超安い作品もわりとあるが、これも一見それと似たような感じではあるものの、二人の男子が憧れだす女子が大人っぽくなったことには悲しい残酷な事情があり、その辛さから幼馴染みに寄り添う場面には中々哀感に満ちた情緒が出ている。

また義母と関係するようになる大学生の事情もわりとちゃんと描いていて、まあ単に絡みのシーンの前振りとしてドラマがあるだけというほど酷くはない。

しかし終盤、義理の息子との関係を忘れたくて、義母・美咲礼が浪人生に迫るシーンでは、いきなり美咲があまりに露骨にドスケベオバハンに豹変するのでちょっと笑えてくる。(苦笑)

その上、その後どうなるのかと思ったらみんなバラバラになって終わってしまい、まあそれはそれで儚い結末ではあるが、なんだかテキトーなまとめ方に思えんでもない。

まるでダメな作品でもなく、それなりのドラマ性はあるものの、やはり可笑しなところはある(苦笑)一篇。 2015/12/22(火) 01:28:18 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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