0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ザ・闇金融道2」




井出良英「ザ・闇金融道2」、

鷲掴みの鷲津の異名を持つ闇金の取立て屋、鷲津=松田賢二の客はパチンコ代を毎日借りて台を打ってる客が多かった。

しかしある時から、債務整理を進めて生活保護を受給して行く悪徳福祉団体に客を持っていかれ、取立てが出来なくなった松田は、黒幕究明のために動くが。



シリーズ2作目。

しかし闇金系Vシネマは法律が変わったことが関係していると思うが「難波金融伝 ミナミの帝王」が終了してしまってからは、なんともショボいものが多く、これもそんなショボいシリーズの一作で、随分「ミナミの帝王」を劣化させた感じのまったり感で描かれている。

まあ悪徳福祉団体のやってることや鷲津のやってることは、派手さがない分、荒唐無稽さが「ミナミの帝王」よりは抑えられ、リアルにありそうな悪事が描かれているとは言えるが、それにしても間の悪いベタっぽい喜劇とショボいヘタクソな情緒ドラマと闇金ドラマが安っぽくクロスしてバタバタ描かれているばかりで、妙に描写に稚拙感が感じられて仕方がない。

松田賢二はルックス的には英国役者に近い風情があるのに、妙に短絡な悪役やこういうショボい作品でベタな喜劇芝居ばかりやっていて惜しいなといつも感じさせる。

阿部真里名義の頃の矢吹春奈も一作目に続いて出ているが、さっぱり魅力や持ち味を生かせない小さな役どころに甘んじていて、こちらも勿体ない気がする。

こういう小さな作品のまったり感がそう嫌いではないのだが、それにしても、どうにも安っぽすぎやしないかとは思える一篇。 2015/09/15(火) 00:14:33 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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