0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「七色仮面 レッドジャガー 黒い手の戦慄」

飯塚増一「七色仮面 レッドジャガー 黒い手の戦慄」、

変装の名人・蘭光太郎=波島進は二挺拳銃のヒーロー七色仮面であった。

ある時晴海で男女の遺体が発見されるが、男は国家公安局員で北海道で蠢いている紙幣贋造団の調査をしていた男で、女の方は元客室乗務員で過去に麻薬の密輸をやっていた。

捜査線上には謎のスパイ団の存在が浮かび、男女の死体のそばには犯行声明の黒い手形のカードが残されていた。


川内康範原作のTVシリーズ「七色仮面」の第19話から20話を再編集した劇場版作品。

子供向けにしては、最初のスパイ戦のような追跡、殺人展開が錯綜していて、そうわかりやすい描き方をしておらず、七色仮面も脇役のヒーローのように暗躍的に戦っているので、なんか地味である。

波島進もまあ地味だがヒーロー役には合っている。

スパイ団がいて他の組織もいて、誰の犯行かわからない状況における真相究明描写が大人向けドラマよりややこしく、ガキ向けらしくないが、しかしまあ今の時代も子供向けのはずのアニメがやたらややこしい設定、展開だったりすることがあるから、こういうややこしさは意外と児童向けエンタメの昔ながらの基本なのかとも思えてくる。(苦笑)

映像的な見た目も大人っぽく、そのわりに大して面白くもないが、スパイ映画的テイストのヒーローものの一篇。


2015/07/11(土) 00:05:14 東映 トラックバック:0 コメント(-)

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