0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「トリハダ 劇場版」




三木康一郎「トリハダ 劇場版」、

谷村美月はコールセンターで働いているがいつも中年女のクレーマーに悩まされていた。

谷村の周りでは様々な事態が起こっていて日常の中の異常な問題が噴出していた。



テレビシリーズの劇場版。

谷村を主役にしてその周りで起こる日常の狂気や異常事態を捉えたエピソードをオムニバス的に描いているが、監督はバラエティーの演出出身のわりにはこの劇場版も独特の渇いた映像センスで描いていて悪くない。

異様なストーカー話から殺人者との偶然の遭遇やら谷村のクレーマー遭遇話や不倫からの破滅話などなどがサイコホラー映画的な冷たいタッチで連続的に描かれていて、そう短絡なホラーでもない。

終わり方はかなり微妙なニュアンスだが、皮肉なラストにはなっているし、石橋杏奈とかを単にヒロイン的には描いていない捻りなども悪くない。

Jホラー映画のマンネリや飽和感とはちょっと異質なテイストなところが中々いい一篇。 2015/04/14(火) 00:24:14 その他 トラックバック:0 コメント(-)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shoheinarumi.blog18.fc2.com/tb.php/1618-49566824