0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「世田谷区、39丁目」

山下征志「世田谷区、39丁目」、

小学生の少年は優しい父母と登山した時、ある異世界に入りこんでしまう。

その異世界にはパラレルワールドのように現実と同じ環境が存在はするが、人々は親から先生からみんな暴力的だった。

少年は同じように紛れこんできた少女と共に異世界から脱出しようとするが。




文化庁若手映画作家育成プロジェクトの作品。

面白そうな設定のわりには尻つぼみ的で中途半端な感じがする映画。

少年、少女の演出ももうちょっと生々しくやれそうでどうにも型通りだし、暴力的異世界を描いているのに暴力描写は限定的にしか描かれておらずなんともパッとしない。

まあ子供が殴られるシーンを撮りたくないのかもしれないが、その気持ちはわかるものの、だったらこういう題材に安易に手を出すべきではないだろう。

ドラマ的にももうちょっと意味深に出来るだろうにちょっと浅い。

映像センスはまあまああるが、随所にイマイチな感じがする一篇。 2015/04/07(火) 00:57:24 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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