0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「新・年少バトルロワイヤル」




山鹿孝起「新・年少バトルロワイヤル」、

監獄島に服役することになる中澤達也だが、そこは地獄の監獄だった。

所長の山口祥行は残虐な所長で、ここは受刑者を殺してもいい無法地帯だった。

生き残るためにうまく立ち回る者が多い中、中澤は反抗するが悉く拷問を受ける。

だが金を稼ぐデスマッチで、中澤は王者の虎牙光輝と出会い、二人は監獄島脱出を目指すようになる。




年少バトルロワイヤルの新シリーズ一作目。

多少のリアリティがあった前作から設定をモロに劇画チックなものに変えているが、それをキッチリやっているので中々締まった出来である。

前半はいかに監獄島が残酷な暴力地帯かをバイオレンス満載で描き込み、後半の中澤の反抗とバトル展開になってからは監獄島や所長の山口祥行対中澤、虎牙の格闘対決がメインになるが、設定的にブルース・リー主演「死亡遊戯」のラスボスがブルース・リー的拳法の達人=山口という感じに捻っていて、山口のブルース・リーを意識したバトル演技は笑わせると同時に堂に入っており、悪役を中々好演している。

それ故に終盤のバトルシーンも盛り上がり、全体的にわりとよくまとまったB級娯楽活劇の佳作になっている一篇。 2015/03/28(土) 00:09:33 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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