0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ミチずレ」

文晟豪「ミチずレ」、

荷物を運ぶだけで高額な金がもらえるバイトにやってきた落合モトキと矢本悠馬は、ジャージ姿の怪しい二人の男からカバンを受け取るが、荷物を届けると話が違っていて、相手はジャージの男たちを殺気立って探しており、二人はジャージ男らに間違えられ、どんどんきな臭い事態に巻き込まれていく。




若手映画作家育成プロジェクトの作品。

最初は奇妙な設定ではあるものの、結局ありがちな犯罪映画展開に繋がっていくが、画面を運動感で満たそうとする映像が中々いい。

しかし板挟みに合う二人のダメ男の話に焦点が合ってくるとドラマ的に醍醐味が出てきて、特に後半のラップの掛け合いがドラマ自体を見事に締めているところは中々秀逸。

ありがちな設定、よくある犯罪映画展開の青春映画という感じなのに、運動感に満ちた映像と生っぽい気配が映画としての魅力になっている上にそれがドラマ的な締まりにもなっている悪くない一篇。 2015/03/14(土) 01:30:15 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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