0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「秘密のオーディション あの娘が売れたホントの理由」

佐藤吏「秘密のオーディション あの娘が売れたホントの理由」、

女漫才師の夏井亜美と日高ゆりあは日々お笑いネタ番組のオーディションに向けて練習していたが、夏井はプロデューサーと寝てオーディションに合格する。

しかし相方の日高もプロデューサーに誘われるが日高はそれが許せず、ヤケになって夏井の彼氏で街でパントマイム芸人をやっている男と寝る。

コンビは空中分解してしまうが。




今の芸人ブーム時代を描いた作品。

オーディションに受かる為に女芸人が枕営業をやり、真面目な相方と揉める青春映画風の展開をピンク映画らしくお約束の絡みのシーンを交えて描いているが、結局プロデューサーは悪事がバレて逮捕され、枕営業をやった夏井もコンビも終わってしまうが、その自ら招いた逆境から這い上がっていこうとする夏井の気概が後半に少し描かれている。

最後は結局芸人を諦めた夏井の彼氏と日高が大型モニターに映るピンで売れた夏井を見つめて終わるが、夏井はきっと今度は覚悟を決めて売れたんだろうが、その裾野には日高や夏井の彼氏のような存在がいるという今の芸人戦国時代の構図が浮き彫りになっている。

そんな現実を青春映画風味で描いている一篇。 2015/03/10(火) 00:07:04 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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