0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「暴力水滸伝」




高瀬将嗣「暴力水滸伝」、

的場浩司はチンピラだがヤクザからクラブのオーナーを任され、麻薬取引をするチャイニーズをねじ伏せるが報復される。

的場は弟分の松田一三や元ヤクザの宅麻伸らを仲間に、街を汚すチャイニーズに対抗しようとする。




的場浩司主演のチンピラアクション。

的場がヤクザに誘われても拒否し、愚連隊の立場で街を守ろうとする様が描かれているが、設定や展開はまるで定番なものではあるものの、随所に日本人と中国人の歴史的な確執の話を入れたり、水滸伝を多少ベースに展開させたりと少し工夫が見られる。

紅林刑事=横光克彦が議員を辞めた後に随分貫禄ある役で出ている。

終盤、一見敵を倒し、話がかたずいたように見えたところで不意に敵が襲いかかってくるシーンには北野武映画的な不意打ち描写があるし、チャイニーズと対決に行く前にアジトの倉庫に女を呼んで、それぞれがテントを張った個室で女と絡む描写にもコミカルな味があり、やはりありがちな基本定番スタイルに小さな工夫を随所に挿入しているところにちょっとした個性が感じられる一篇。 2015/02/14(土) 00:15:31 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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