0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「トリック 劇場版 ラストステージ」




堤幸彦「トリック劇場版 ラストステージ」再見、

物理学者の阿部寛は商事会社の社員、東山紀之と石丸謙二郎に南の島のレアアース採掘のため、立ち退きに反対している現地のカリスマ的呪術師のインチキを科学的に暴いて信用を落としてほしいと頼まれるがすぐに石丸が変死する。

阿部は仲間由紀恵を呼んで一緒に南の島に同行させるが途中阿部は奇病に犯され、逆に現地の呪術師に病を治してもらう。



トリックシリーズの劇場版最終作。

だいたい毎度の感じで描かれているが、やはり堤はケイゾクやトリックでは生き生きするのでつまらなくはない。

最終作らしく仲間と阿部の別れが描かれるが、ラストは阿部の妄想なのか現実なのか謎な感じで描かれている。

鬼束ちひろの「月光」の主題歌が最後流れるが、すでに鬼束自体がブチギレキャラに変わっているし、21世紀初頭からの14年の間に色んなものが変わっていることを想起させられる。

まあこの最終作のスピリチュアルと科学の確執からの結論は短絡すぎると思うが、21世紀初頭からの一つの時代の終わりを感じさせるので、最後はさすがにしんみりさせる一篇。 2015/01/31(土) 01:51:44 東宝 トラックバック:0 コメント(-)

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