0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「いかレスラー」




河崎実「いかレスラー」再見、

西村修は伝説の最強プロレスラーだったが病気で引退。

かっての恋人はライバルの彼女になっていたが、ある時いかの着ぐるみのようなレスラーが登場し、それは西村の復活した姿だった。

いかレスラーは強さを見せつけていくが、その後たこレスラーが登場する。




河崎実のプロレス喜劇映画。

公開時、最初どうせ河崎実らしいショボい「えびボクサー」のおふざけパロディだろと思ってたら、何といかレスラーの復活劇に当時異種格闘技系に圧されて低迷していた日本のプロレス再興ドラマを重ね合わせた思い入れ溢れる物語だとわかり、「えびボクサー」の不意をつく感動作なところをちゃんとこの日本版もやれてるんでちょっと驚いた記憶がある。

河崎実もこういう映画ちゃんと撮れるんだなと思って。

帰ってきたウルトラマンのスーツアクターもやっていたきくち英一が貫禄の好演を見せ、キャプテン・ウルトラの中田博久がいい味を出しており、バカバカしい中に思い入れと渋い好演が煌めいている意外な佳作である。

そういう意味ではバカバカしさとドラマ性のバランスが取れている巧いエンターテイメント作品とも言える映画で、中々悪くない一篇。 2014/12/23(火) 00:18:57 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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