0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「I am IchiHaShi 逮捕されるまで」




ディーン・フジオカ「Iam IchiHaShi 逮捕されるまで」、

市橋達也=ディーン・フジオカは外人女性を殺して逃亡するが、善悪の狭間で煩悶していた。

自ら顔を変え色々な場所に潜り込んで逃げ続けるが苦しくなっていく。



公判前に出た犯罪者・市橋達也の手記を映画化した作品。

ディーン・フジオカは中々熱演しているし映像的なセンスもいいが、自作自演の難点が随所に出ている。

せっかく長々現実の犯罪者の実話を映画化しているのに、ただ単調に逃げ隠れしながら煩悶し顔を変えようと自ら顔に刃物を入れる一人芝居チックなシーンの連続で、生な事件を映像化したことの良さも意義も薄い。

おまけに内面的な煩悶のためにギャーギャー一人で騒ぐシーンが多いわりに、内面の真実への掘り下げがありきたりで、なんだか注目度の高い事件をネタにしてありがちな一人芝居をやってるだけなような感じがする。

悪い意味であっさりしすぎているし、まるで市橋役=ディーン・フジオカのPVでも見ているような浅さがイマイチである。

フジオカの熱演と映像センスは買うが、ちょっと残念な一篇。 2014/12/06(土) 00:40:31 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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