0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「私が、生きる肌」




ペドロ・アルモドバル「私が、生きる肌」、

天才形成外科医のアントニオ・バンデラスは完璧な肌を求め、死んだ妻を復活させようと思い、ある人物を監禁して人体実験を行い新しい完璧な肌を作ろうとしていた。

だがバンデラスの不在中に犯罪を犯した男を家に入れたため、事態は錯綜し、帰宅したバンデラスは男を殺す。




アルモドバルの異色な設定のサスペンス映画。

設定も展開も構成の仕方も面白く、ゴルチエの衣装もいいが、どこかかっての増村保造の大映作品を彷彿とさせる。

だから面白いとも言えるが、しかし増村的な異常徹底性が薄い上に時代が違いすぎるからか、つまらなくはないが少し大味感がある。

監禁されている存在の謎も異様ではあるが、まあありがちな気もして、最後の終わり方もあっさりしすぎている。

しかし中途半端になりがちな題材をきっちり堂々と描いている巧さはあり、面白く見られることは見られる一篇。 2014/11/11(火) 00:51:00 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shoheinarumi.blog18.fc2.com/tb.php/1573-0684fba6