0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「欲望の翼」




ウォン・カーウァイ「欲望の翼」再見、

1960年代にマギー・チャンはレスリー・チャンに誘われ最初は断るが付き合い始める。

しかしレスリーが結婚する気がないことを知りマギーは別れる。

レスリーはその後ダンサーと付き合うがレスリーの友人も彼女が好きだった。

アンディ・ラウの警官は傷心のマギーを慰めるうちに惹かれていく。



クリストファー・ドイル&カーウァイコンビの最大の成果にして出世作。

お話は日本の月9恋愛ドラマみたいだし、象徴描写も多く、ドイルの映像センスに負っている映画だが、PV的にではなく時代錯誤なまでの映画感で描き切ったのが素晴らしい。

それによって香港スターたちの存在感や表情の個性が生々しい魅惑に生成され、1960年代の香港というレトロ感も映画的な風土に織り込まれていて秀逸である。

心地良く見れる映画だが、映画的な描写に厳しく隙がないところが見事な一篇。 2014/11/01(土) 01:01:31 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shoheinarumi.blog18.fc2.com/tb.php/1570-1f61df4e