0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「イギリスから来た男」




スティーブン・ソダーバーグ「イギリスから来た男」再見、

刑期を終えた元強盗のイギリス人、テレンス・スタンプは娘がアメリカで事故死したためLAへと向かうが、そこで娘と知り合いだったピーター・フォンダの存在を知る。

徐々に調べていくとチンピラと戦う羽目にもなり娘が殺されたのではとスタンプは思い、フォンダを怪しむようになる。



70年代のB級アクション映画へのオマージュ感がある映画。

主役にテレンス・スタンプを添え、70年代B級アクションのスター、ピーター・フォンダに「バニシングポイント」のバリー・ニューマンが出ておりオマージュ臭はやはり強く感じられる。

しかし銃撃シーンには当時のタランティーノ映画や北野武映画的な描写があり、また映像の転換の仕方にソダーバーグらしい錯綜もあって全てオマージュ仕様ではない。

ソダーバーグ作品としてはウェルメイドな出来だが、テレンス・スタンプの偏執的な復讐者は役に合ってるし、バリー・ニューマンがカーアクションをわざわざ演じる露骨なオマージュ感はモロである。(苦笑)

しかしこちらも昔ピーター・フォンダ主演のB級アクションを好きでよく見ていた口なので、気の利いた映画には思える一篇。 2014/09/23(火) 00:30:56 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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