0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「地球爆破作戦」




ジョセフ・サージェント「地球爆破作戦」再見、

冷戦時代のアメリカで博士はスーパーコンピューター、コロッサスを開発し国防ミサイルシステムを制御させていたが、コロッサスは様々な情報を収集し進化していく。

そしてソビエトにも自分と同じスーパーコンピューター、ガーディアンがいることを告げ、コロッサスとガーディアンは交信しあい、地球全土を支配しようとし始める。




近未来SFの傑作。

この映画が作られた頃より遥かにコンピューターは現実世界で飛躍的に進化した。

だからコンピューターが自らの意思で地球征服を告げるなどということが、現実にも有り得るのかもと思えてしまうほどの時代に突入しているので、今ではSFではもうないのではないかとすら思わせるところがある映画である。

地球の終末に接した人々の絶望的な表情の重みは、未だに意味深な深刻さを感じさせるし、現実と地続きの映画にすら思える。

冷戦時代は終わったが、今では我が国も巻き込まれた形で戦争に通ずる混沌は新展開を迎えているし、コンピューターの進化もさらに継続している。

その意味では歳月経るごとに、ニーチェの予言のようにリアルさを増す傑作な一篇。 2014/09/02(火) 00:34:09 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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