0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ZOO」




ピーター・グリーナウェイ「ZOO」再見、

公立動物園の動物学者の双子の兄弟はある日自動車事故で両方妻を亡くす。

車を運転していた女は片足を無くす。

双子はその後動物の死体が腐っていく過程を撮ることに取り憑かれていくが、女も双子に興味を持ち双子も女に惹かれだす。



ピーター・グリーナウェイ作品で一番好きな映画。

マイケル・ナイマンのサントラも実に魅力的な素晴らしさで、サントラ盤は未だによく聞いている。

動物が腐っていく過程を撮った映像と双子や女の人生がどこか朽ち果てていく感じなのが重なっているようにも見える。

その双子をシンメトリーの相似形として象徴的に捉えた映像などに映画の奇妙な陰画が見え隠れするようでもあり、そこに何とも意味深な感覚が感じられる。

そういうグリーナウェイの独特のセンスがよく出ているところが好きな一篇。 2014/08/23(土) 00:07:43 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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