0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「誰かに見られてる」




リドリー・スコット「誰かに見られてる」再見、

妻子持ちの新米警官・トム・ベレンジャーはある時殺人現場を目撃してつけ狙われている金持ちのミミ・ロジャースを護衛するようになるが、二人は徐々に惹かれ合っていく。




リドリー・スコットによる恋愛サスペンス映画。

しかし映画自体は評判良かったわりには公開当時あまり面白いとは思わなかった。

この映画の前に、女性を影からつけ狙う映画にはブライアン・デ・パルマの「殺しのドレス」と「ボディダブル」があり、まあ「ボディダブル」は珍作だったが(笑)「殺しのドレス」に比べれば随分とオーソドックスな出来だなと思ったものだ。

多少ヒッチコック映画を目指していたんだろうが、まるで太刀打ち出来ていないと思う。

まあ夜景ショットの撮影がリドリーの出世作「ブレードランナー」を少し彷彿とはさせるし、お得意のスモークやら凝った映像なども出てくるが、ありがちなサスペンス恋愛映画としか思えない映画である。

実は昔、同じくリドリーの代表作「エイリアン」のお化け屋敷的サスペンスの巧さが出てればそれで良しとも思ったのだが、それが出ているともとても言い難い。

切れ味の悪さが残念な惜しい一篇。 2014/08/12(火) 00:19:15 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shoheinarumi.blog18.fc2.com/tb.php/1547-2d9620a7