0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「キツツキと雨」




沖田修一「キツツキと雨」再見、

役所広司は山で働く無骨な木こりだったが、その山に気弱な映画監督、小栗旬が撮るゾンビ映画の撮影隊がやってくる。

小栗は中々現場やスタッフをまとめられず四苦八苦していたが、役所は徐々にそんな映画の撮影に協力する羽目になっていく。

そして気弱な小栗と交錯していく。



山でのゾンビ映画の撮影にまつわるコミカルな喜劇映画。

基本的には役所広司の木こりが主役で、撮影とは何の関係もなかったのに徐々に巻き込まれていく様を喜劇的に描いているが、まあ映画の撮影自体が現実にもアクシデントだらけの悲喜交々なものなだけに、多少強調してあるが、これと似たような現実もあるだろうなとは思わせる。

小栗旬の監督が優柔不断だからさらに撮影現場は方向性を見失っていくが、そんな状況をコミカルに描いているので、まあまあ楽しく見られる。
だがそういう設定自体がいかにもシチュエーションコメディ向きすぎて、ちょっと有りがちな喜劇という感じもするし、それを人情ドラマに持っていく手際もよくある手な気もする。

よくまとまった悪くない映画だが、奇抜なようでオーソドックスとは別の意味で有りがちな映画な感じもする一篇。 2014/07/22(火) 00:22:09 その他 トラックバック:0 コメント(-)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shoheinarumi.blog18.fc2.com/tb.php/1541-989cf4b2