0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「サバイビング・ゲーム」




アーネスト・ディッカーソン「サバイビング・ゲーム」再見、

アイスTは妻を亡くした失意からホームレスになっていたが、ある時狩猟ガイドの仕事を頼まれる。

ガイドなどやったことのないアイスTはある島に行くが、ガイドすることになった金持ちの男たちは最初優しかったが翌日アイスTは叩き起こされる。

実はアイスTは彼らのマンハンティング=人間狩りの標的として島におびき寄せられたのだった。





非情な人間狩りを描いたアクション映画。

しかしアイスTが絶望のどん底からマンハンティングの標的にされたことで戦う男に変貌し絶望から逞しく生きていく姿を、理屈ではなく、非情なハンターたちと戦うアイスTの姿と迫力ある銃撃戦や緊密なアクション描写で描いているのが秀逸である。

ルドガー・ハウアーのクールで狂気的なハンターのキャラが悪くないので非情な人間狩り活劇が中々臨場感のある飽きさせない面白さになっているし、爆発シーンや銃撃戦などもわりといい。

アイスTの本業のヒップホップ自体のゲットーからの脱出、絶望的な貧困状況からの脱出と暗い戦いというテーマと映画の内容が重なっているところもいい。

娯楽活劇映画としても秀作な一篇。 2014/07/05(土) 01:11:02 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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