0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「評決」




シドニー・ルメット「評決」再見、

酒浸りの弁護士・ポール・ニューマンは医療ミスのための弁護を引き受けるが大病院側は無謀な示談を持ちかけてくる。

病院側も大物弁護士・ジェームズ・メイスンを立てて対抗してくるが、シャーロット・ランプリングがニューマンに近寄ってくるも彼女は病院側のスパイだった。



シドニー・ルメットの社会派法廷映画。

ポール・ニューマンは酔いどれ弁護士役に合っているしルメットの社会派法廷劇とくれば傑作「十二人の怒れる男」並みのものを期待してしまうが、社会派サスペンスとしても法廷映画としても面白みは薄い。

ポール・ニューマンもせっかく役に合っているのに映画のテンポが悪い上に法廷劇が大して盛り上がらないので酔いどれ弁護士から再生していく様に感動もなければ役に合ってるだけでそう好演でもない。

ひとえにルメットがニューマンを生かしきれていない感じで映画自体イマイチな出来である。

公開時に劇場に見に行った時もニューマンが弾けていない上に映画自体面白くなくてガッカリした覚えがある。

酔いどれ弁護士という設定が法廷劇の緊迫を弱めているようで、法廷映画としての緊迫感が足りないのが残念な一篇。 2014/06/07(土) 01:30:00 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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