0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「性感女子大生 淫らに読んで」

横山楽居「性感女子大生 淫らに読んで」、

川村朋美は女子大生だが中々就職が決まらす焦っていた。

ある時朗読のボランティアを知って生きがいにしようとボランティアを始めるが、訪問した家の男たちには朗読中に股間を見られていたがそのことに川村は欲情している自分に気がつく。



小さなVシネマだが中々の野心的秀作。

朗読に来てるのに相手は股間ばかり見ていて、だからまあありがちにそっちの絡み展開になっていくのかと思いきや、実は朗読を頼む野口雅弘によって川村は肉体をぶつけ合う動物的なHではなく、それ以上の刺激の朗読を通しての脳神経のエクスタシーを味わえるsexの快楽を知らされ、もはや彼氏や年下青年と性交しても感じない女になってしまう様が丁寧に描かれている。

性交はせず川村に朗読をさせるだけで極限の脳のエクスタシーを教える野口雅弘が知的かつ怪しい見事な好演を見せていて、川村朋美も異様な極限の快楽にハマっていく様を生々しく演じている。

朗読しながら徐々にあくまで知的に官能度が上がっていく演出も出色で、たぶん横山楽居の最高傑作だろうし、隠れた傑作だと思う一篇。 2014/06/03(火) 01:16:32 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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