0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「勝利への脱出」

勝利への脱出 [DVD]勝利への脱出 [DVD]
(2013/06/26)
シルベスター・スタローン

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ジョン・ヒューストン「勝利への脱出」再見、

1943年の第二次世界大戦中にドイツの捕虜収容所では捕虜たちがサッカーに興じていたが、そこで将校はドイツ代表チーム対連合軍捕虜のサッカー親善試合を提案する。

マイケル・ケインやシルベスター・スタローンらの捕虜は試合の裏で秘密裡に進む脱走計画に参加するつもりだが、ドイツ側はプロパガンダに試合を利用しようとしていた。





ジョン・ヒューストンのサッカー映画と戦時中の脱走映画が合体した作品。

しかし捕虜の脱出だとかプロパガンダだとか戦争にまつわる暗躍に関するところはあんまり面白くない。

だから前半映画はやたら込み入った事情ばかりが描かれて地味なのだが、サッカーの試合が始まり、途中試合を放り出して脱走するよりサッカー選手としての矜持を守って、スタローンらが試合に真剣に臨む辺りから映画はサッカー映画として俄然面白くなる。

特に後半のサッカー試合のシーンで試合が白熱していく展開など、まるでリアルなサッカー観戦をしているような感じすらしてきて実に盛り上がる。

この映画、初見は確か正月映画として観に行ったと思うが、あの時も後半のサッカー試合シーンになると、劇場のスクリーンが今で言うサッカー中継のパブリック・ビューイングのような感じとなり、映画の面白さがモロにサッカーの試合の面白さと重なってしまい実に盛り上がったものだった。

その意味ではやはりサッカー映画として評価したい一篇。
2014/04/18(金) 13:31:58 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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