0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「白と黒のナイフ」

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(2010/09/22)
グレン・クローズ、ジェフ・ブリッジス 他

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リチャード・マーカンド「白と黒のナイフ」再見、

サンフランシスコの出版王の孫娘が何者かに寝室にて殺されるが、近くで夫のジェフ・ブリッジスも倒れていた。

妻が死ねば莫大な財産が自由になることからブリッジスは疑われるが無罪を主張し、刑事事件からは過去の検事時代の古傷故に遠ざかっていた女弁護士、グレン・クローズが弁護を引き受けることになる。

だがクローズはブリッジスを疑いつつも徐々に恋愛関係になっていく。





裁判ミステリサスペンス映画。

まあ昔のフリッツ・ラングの「条理ある疑いの彼方に」を脚本のハリウッド50年代ノワール好きなジョン・エスターハスが焼き直したようなお話である。

途中の疑惑が連続する展開に恋愛の情が絡むとこからラストのオチまでまあ似たような感じである。

ラングの旧作は数年前ピーター・ハイアムズによって「ダウト ~偽りの代償~」としてリメイクされているが、当然そっちにも似ている。

ただ中年女のグレン・クローズは前々から散々信頼出来る仲間の探偵にブリッジスはクロだと言われてる中であのオチとなるわけだから、展開がテンポよくクルクル回転するところは面白いが、やはりそう意外性のある映画というわけではない。

だがジェフ・ブリッジスにはニューロティックなテイストが出ているし、グレン・クローズにも人間臭い女臭さが出ているのでなんとか役者の味で持っているところがある。

クローズと敵対するピーター・コヨーテも違法スレスレの検事役を好演している。

大傑作でもないが、それなりにまとまってはいる一篇。


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マイケル・ダグラス、アンバー・タンブリン 他

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2014/03/25(火) 12:56:02 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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