0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「今度は愛妻家」

今度は愛妻家【通常版】[DVD]今度は愛妻家【通常版】[DVD]
(2010/07/09)
豊川悦司、薬師丸ひろ子 他

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行定勲「今度は愛妻家」再見、

豊川悦司はかっては売れっ子カメラマンだったが今は大して仕事もせずブラブラしていた。

妻の薬師丸ひろ子は健康オタクで二人は一緒に暮らしていたが、沖縄へ夫婦で旅行した時から薬師丸は豊川に愛想をつかすようになり関係はさらにすれ違いだす。

そして豊川は写真が撮れなくなっていた。




だらしない夫とその妻の夫婦を描いた夫婦悲喜劇映画。

豊川も薬師丸も役によく合い、脇を占めるオカマ役の石橋蓮司も見事な名演を見せていてキャスティング的にはかなりいい。

夫婦の悲喜劇ドラマもだらしない豊川がだらしないまま夫婦崩壊していくような展開なので面白く見られるが、正直後半いい話に持っていこうとするところが妙に置きに行ったような感じがして、そこがちょっとわざとらしいのが気になる映画ではある。

わざとらしいと言っても取ってつけたような感じではないのだが、多分途中までの描写がわりと巧いので、後半だけちょっと作り込んだ感じがするのだろう。

脚本はよく出来てる方だと思うし、役者陣も好演しているのだが、笑ってホロッと泣ける夫婦悲喜劇という線をはなから狙いすぎていたからか、そうベタな展開やベタな泣ける話にしているわけではないが、そのさり気ない泣かせ方のさり気なさが置きに行ったさり気なさに感じられ、そこがちょっと惜しいなと思う映画である。

それでもそう悪くない出来の一篇。
2014/01/14(火) 13:44:24 東映 トラックバック:0 コメント(-)

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