0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「日本黒社会 LEY LINES」

日本黒社会 LEY LINES [DVD]日本黒社会 LEY LINES [DVD]
(2008/02/06)
北村一輝.李丹.田口トモロヲ.大杉漣

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三池崇史「日本黒社会 LEY LINES」再見、

北村一輝らは中国人と日本人のハーフで幼少の頃からいじめられ差別を受けて生きてきた。

ある日ベトナム人の経営する工場で強盗を働く彼らだが、故郷から歌舞伎町に逃げ込むも知り合った娼婦に金を奪われる。

その後黒人の男と組んでトルエンの密売を始めるが。





今は大スターとなった北村一輝が本名の北村康から改名して主演した主演第一作目の作品。

それまでVシネ極道映画などで素晴らしいバイプレイヤーとして好演していたので、記念すべき主演作と思い公開当時初日に見に行ったが、しかしながら三池崇史監督をもってしても、いかんせん脚本が筋も描写もありきたりな上に短絡的すぎてどうにも弾けなかった一作である。

三池作品としては黒社会シリーズの一作となるがシリーズ中一番出来が悪い作品である。

今はイケメン&演技派で売る北村だが、バイプレイヤー時代はすざまじい怪演を毎回やりまくり、なんとも強烈な役者だったが、この映画では主演すると随分大人しくなってしまい、借りてきた猫のようにイマイチ過ぎる芝居だったりする。

どうにも盛り上がらない中、なんとか田口トモロヲだけが一人ハッチャケまくって頑張っているが、まあ映画自体がそれで面白くなるところまでは及ばず、田口に敢闘賞をあげたい気持ちになる程度である。

しかし北村一輝はこれでショボく終わることなく、名優の道を今やどんどん進んでいるところもあるので良かったなとは思う。

この作品は残念な出来だったが、その後主演俳優となった北村一輝にとっては大きな第一歩にはなったような気もする一篇。

2013/12/08(日) 13:30:32 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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