0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ミスター・サタデイ・ナイト」

 ビリー・クリスタル「ミスター・サタデイ・ナイト」再見、

デビッド・ペイマーの兄とビリー・クリスタルの弟は兄弟でショウビジネスの世界に身を投じ、見事スタンダップコメディアンの頂点に立つが、その後ある問題を起こして人気が凋落、そこからはどさ回りの芸人人生となっていくが。




ビリー・クリスタル製作・脚本・監督・主演のコメディアンを描いた映画。

落ちぶれた芸人の回想年代期のように描かれていくが、頂点から凋落して、落ちぶれだしてから徐々に芸人の悲しさと哀愁が漂うようになる。

コメディアン兄弟の人生、家族などの姿が描かれていくが、笑いの中に何とも儚い人生を送るコメディアンたちの辛い現実と哀愁が描かれ、そこに同時に最低の状況における温かい思いやりや絆が描かれていく。

そういう意味ではペーソスと笑いと厳しい芸人の現実と温かい人情がリアルに見事絡み合った中々の秀作である。

ビリー・クリスタルが自身の姿を投影して描いているのだろうからリアリティすら感じられる。

笑えるが痛々しくも悲しく、しかし悲しい中に心温まるものがあるよく出来た秀作映画、というものの見本のような一篇。



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ビリー・クリスタル

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グレゴリー・ハインズ、ビリー・クリスタル 他

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2013/11/19(火) 13:47:23 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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