0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「スター・ファイター」

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 ニック・キャッスル「スター・ファイター」再見、

 少年、ランス・ゲストはある時スター・ファイターというゲームをやり最高得点を叩き出すが、実はこれは宇宙戦士として戦える人材を発掘するゲームであり、ランスはその戦士としての役割を任命される。

 しかし宇宙戦争には否定的なランスはそんな任務につくことを否定する。



 

 1980年代前半にすでにCG技術を本格的に取り入れていた先駆的作品。

 初見は公開前の試写会で見た。

 しかしそういう部分ではそう大きな迫力のあるSF映画という感じではなく、寧ろそのちょうどいい感じのまとまり感がB級映画的洗練にすら感じられる作品である。

 また先駆的な部分だけでなく、少年の成長ドラマには真逆にハリウッド古典映画のような洒脱さと洗練が感じられ、なんとも小粋でソフィスティケイトされたその味わいと気の利いたダイアログセンスが最も大きな魅力になっている映画である。
 
 優秀なゲーマーが実際の戦闘の現場にスカウトされるというのはアメリカでは現実にすでに起こっていることだが、この映画はそういう点でもリアルな予見映画であると同時に、随分大人っぽい味わいとセンスで描かれている映画である。

 設定から技術から先駆的な早さが感じられる作品ではあるが、その核には古典的なハリウッド映画的な洗練とニック・キャッスルの洒脱なセンスと粋さがある秀作な一篇。

2013/11/10(日) 13:40:22 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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