0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「窓・ベッドルームの女」

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(2007/09/13)
スティーヴ・グッテンバーグ.エリザベス・マクガヴァン.イザベル・ユペール

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 カーティス・ハンソン「窓・ベッドルームの女」再見、

 建築家のスティーヴ・グッテンバーグは社長夫人のイザベル・ユペールと不倫関係にあった。

 だがある夜部屋で関係した後、イザベルは窓から殺人現場を目撃してしまう。

 その後証言から犯人が特定され起訴されるが、不起訴から無罪放免となり、逆にスティーヴが疑われるが、イザベルがある時殺されてしまい、ステイーヴにさらに容疑がかかる。



 

 ヒッチコックの「裏窓」を意識しているサスペンス映画。

 カーテイス・ハンソンはヒッチコック崇拝者であり、脚本を書いた「サイレントパートナー」からしてヒッチ的な設定だったし、他にも「バッドインフェルス 悪影響」、傑作「ゆりかごを揺らす手」他がモロ、ヒッチコック的作品である。

 この映画はヒッチコックの「裏窓」的のぞきと巻き込まれ型サスペンスの要素を盛り込んだ内容で、そのムードにもヒッチ的な味わいがある。

 しかし他の「悪影響」のような「見知らぬ乗客」を換骨奪胎した感じでもないし、サスペンス映画の魅力としても「ゆりかごを揺らす手」のような息ずまるサスペンス描写とまではいかず、ハンソン作品の中では最もヒッチコックリスペクト感が露骨に出ている作品ではあるものの、そのベストな出来というわけではない。

 それでも悪くない出来ではある一篇。


  2013/10/29(火) 13:55:46 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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