0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ドーベルマン刑事」

ドーベルマン刑事 [DVD]ドーベルマン刑事 [DVD]
(2008/11/21)
千葉真一、ジャネット八田 他

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 深作欣二「ドーベルマン刑事」再見、

 新宿で沖縄出身の女性の焼死体が発見され元暴走族の男が連続放火殺人の容疑者となる。

 だが沖縄から娘の捜索を頼まれてやってきた千葉真一は捜査に疑問を感じる。




 

 当時人気マンガだった「ドーベルマン刑事」を深作が映画化した作品。

 しかし見事な失敗作である。(苦笑)

 正直公開当時かなり期待して観に行って、何で深作が「ドーベルマン刑事」を監督し千葉真一が加納錠治を演じるなんていうこれ以上ない決まりぶりでこんなイマイチな失敗作になってしまうのかがすごく納得出来なかった記憶がある。

 まあ深作がらしくもない題材を映画化して失敗したって別に不思議とも思わないが、これほど千葉チャン向き、深作向きの題材が失敗作となるというのは信じられない思いだった。
 
 だいたい何で加納が沖縄からやってきて豚連れてなきゃならんのか訳がわからない設定である。(苦笑)

 確かにまあアクション映画にはなっているが、どうにもどこもかしこもチグハグで千葉チャンの「やくざ刑事」シリーズの方がよほどドーベルマン刑事に近い感じだったりする。

 「ドーベルマン刑事」は後に後藤大輔が監督し竹内力が主演して映像化され、こちらは中々の佳作になったのだが、何でこの題材が深作、千葉のベストコンビで映画化してうまく行かなかったのかは未だに歯がゆい。

 地方から芸能界を夢見て出てきてヤクザに酷い目に遭う設定は当時の刑事ものらしいのだが、本当に深作が撮ったのかよ?と言いたくなるほど未だ納得行かない残念な一篇。

2013/09/17(火) 13:56:29 東映 トラックバック:0 コメント(-)

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