0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「汚れた七人」

ゴードン・フレミング「汚れた七人」再見、

ジム・ブラウンはウォーレン・オーツやアーネスト・ボーグナインらと組んで綿密な計画を立てて金を強奪する。

その後ジムは恋人に金を預けるが彼女に欲望を持っていた男が女を殺し金を奪う。

そのため仲間はジムを疑うがそこへ悪徳警官のジーン・ハックマンが介入してきて事態はさらに錯綜していく。




リチャード・スタークの「悪党パーカー 汚れた七人」を映画化した作品。

ジム・ブラウンにアーネスト・ボーグナイン、ウォーレン・オーツにドナルド・サザーランドにジーン・ハックマンという豪華キャストに加えて音楽がクインシー・ジョーンズというさらなるゴージャスな面子で作られた映画だが、確かにスピーディなタッチではあるがイマイチ芯のないちょっとバラついた出来になっているのが惜しい。

豪華キャストの面々も悪くないし、皆個性を出している上、黒人のジム・ブラウンが悪党パーカー(映画ではマクレインになっている)を演じるという変則もそう悪いわけではないが、どうもこの手のクライム活劇の簡潔に描くべきところと詳細に描くべきところを間違えてるような感があり、ここは簡潔に描くべきだろってとこは妙にダラつき、ここはデティールにこだわるべきだろってところを簡単に描いてしまっているのでどうも出来自体がイマイチなものになってしまっている。

他の悪党パーカーの映画化がどう映画化用に変則させても意外と勘どころを外していないのと比べるとちょっと惜しい出来である一篇。


汚れた7人 (角川文庫)汚れた7人 (角川文庫)
(2008/09/25)
リチャード・スターク

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2013/08/27(火) 13:00:41 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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