0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ワールド・アパートメント・ホラー」

ワールド・アパートメント・ホラー [DVD]ワールド・アパートメント・ホラー [DVD]
(2001/08/22)
田中博樹、中村ゆうじ 他

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大友克洋「ワールド・アパートメント・ホラー」再見、

あるボロアパートにはアジア系の外国人労働者が住んでいたが、地上げ屋に住民の立ち退きを頼まれたチンピラヤクザ、田中博樹=SABUは何かに取り憑かれた兄貴分に代わって住民を追い出そうとするが悉く住民たちにかわされてしまう。

そのうちにアパートでは異常な現象が起き始め、ポルターガイスト現象が起き、SABUも悪魔に取り憑かれたように暴れだす。





 今は監督としても有名な無名時代のSABUが主演した大友克洋実写映画初監督作品。

こんな映画のどこに魅力を感じたのかしらんがこれは封切り当時、何故か初日に見に行った。

たぶん大友克洋に何か期待していたのかもしれない。

しかし映画自体は実際には何ともチグハグで中途半端な素人映画丸出しの代物だった。

やはり漫画家としては天才的でも誰もが石井隆のようには行かんわなと思ったものである。

無名時代のSABUは中々チンピラヤクザ役が似合っているが、アジア系労働者とのズレた笑いもなんだかベタだし、ホラーチックな展開となりポルターガイスト現象が起きてからもホラーとしてはまあセコいので大して盛り上がらず、一体こんな映画を何で作らなくちゃいかんのかが疑問になる映画である。

大友克洋漫画の日常と非日常の狭間を扱った漫画はだいたい面白いので、同じような題材のこの映画にも淡く期待したが結局随分イマイチな一篇。
2013/07/23(火) 13:32:36 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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