0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「誘拐魔」

巨匠たちのハリウッド ダグラス・サーク傑作選 誘拐魔 [DVD]巨匠たちのハリウッド ダグラス・サーク傑作選 誘拐魔 [DVD]
(2012/11/02)
ジョージ・サンダース、ルシル・ポール 他

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ダグラス・サーク「誘拐魔」再見、

 20世紀初頭のロンドンで女性が連続して失踪する事件が起きる。

 ルシル・ポールは犯人究明のため自ら囮となって犯人をおびき寄せようとするが。






 ダグラス・サークのサスペンス映画。

 恋愛メロドラマが多いサークだがこういう映画も中々うまく、わりと無駄のない簡潔な感じでサスペンス映画を語りきっていて中々面白い。

 ボードレールに狂っている詩人のシリアルキラーとルシル・ポールの対決を描いているが、ユーモラスな描写も交えて飽きさせないタッチがやはりいい。

 これ見よがしの派手な見せ方をあまりせず、余計なことをしないで描かれていく簡潔さが一番印象深い映画だが、それゆえに面白く見られる。

 怪奇映画多しのボリス・カーロフが出ている中々引き締まった一篇。
2013/07/12(金) 13:43:39 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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