0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「スウォーム」

 アーウィン・アレン「スウォーム」再見、

南米からアメリカに猛毒蜂の大群が押し寄せ、国から特命を受けた学者のマイケル・ケインは対策に乗り出すがすでに多くの人が蜂に殺され、このままだとアメリカ全土を襲撃されることに空軍のリチャード・ウィドマークや、ヘンリー・フォンダ、キャサリン・ロスらは危機感を募らせ対策チームを立ち上げるが猛毒蜂の猛威は拡大していく。




アーウィン・アレンが監督したパニック映画。

さすが「タワーリング・インフェルノ」のプロデューサーの監督作らしくやたらな豪華キャストが綺羅星のごとく出演しているが、昔封切りで見た時と同じくそのわりにはなんともショボい映画である。

たぶん肝心の猛毒蜂のパニック描写がどうにも安くて迫力が大してないことが原因だろうが、それだけでなく、せっかく豪華キャストが一杯出てるからかほとんど無駄としか言いようのない人間ドラマをやたら挿入するわりには、その描写が妙にダラつきすぎていて、まるでドラマや映画の狙いの焦点が絞り切れていない映画になってしまっている。

アーウィン・アレンが監督には向かないのか、そういうヘタクソな感じのダラつきが映画を台無しにしているし、その上で猛毒蜂のパニックシーンもイマイチなんだからどうしようもない。(苦笑)

豪華キャストの超大作のダメ映画特有の大味感、あんまり意味のない人間ドラマ、見せ場であるパニックシーンの大したこと無さ、全体的に焦点の絞り込めていないヌルさなどなど、昔、子供の頃封切り時に見た時と同じような退屈さをやはり今でも感じさせるかなりイマイチな一篇。


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マイケル・ケイン

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2013/07/07(日) 13:45:25 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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