0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「薔薇の標的」

 
薔薇の標的 [DVD]薔薇の標的 [DVD]
(2010/02/21)
舘ひろし、中島ゆたか 他

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 村川透「薔薇の標的」再見、

 館ひろしは4年前、麻薬取引の現場をヤクザたちに襲われて弟分を殺された。

 その上麻薬と現金も奪われ、ヤクザのボスに密告されたらしく逮捕された。

 4年ぶりに横浜に帰ってきた館は復讐を思い、ヤクザから金を奪い、いい服と車を得るが、それを殺し屋たちが密かに狙っていた。

 館は窮地に陥るが、先に出所していた刑務所仲間の内田良平に助けられる。

 館は内田にヤクザの麻薬を横取りしようと言われ復讐心もあって話に乗る。




 

 東映セントラルアーツの犯罪映画。
 
 松田優作の遊戯シリーズの流れを受けて作られたような映画だが、中々フレンチノワールのような内容のわりにテンポが悪く、シリアスなタッチもイマイチ平板に見える。

 ハードボイルドなシックスタイルの館が一見ディスコで踊りながら敵を見据えてるかのごとくの(本当は違うだろうが一瞬そう見える)イラストポスターが中々いいので封切り当時もかなり期待したが、フレンチノワールを中途半端にやってるような感じがイマイチに感じたものだった。

 優作がゲスト出演しているが、内田良平はいいものの、館ひろしはこの映画の前に東映でよくやっていたチンピラ役の方がまだ似合ってる時期だったので映画自体ももう一つなものだったりする。

 勿論優作の遊戯シリーズがあまりに良すぎたというのはあるのだが、それにしてももうちょっとフレキシブルな映画に村川監督なら出来たのではないかとは思わせる。

 題材はいいものの、イマイチ決まっていない一篇。
2013/07/03(水) 13:58:40 東映 トラックバック:0 コメント(-)

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