0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ガールフレンド」

ガールフレンド【ラブ・コレクションシリーズ】 [DVD]ガールフレンド【ラブ・コレクションシリーズ】 [DVD]
(2005/01/19)
山田キヌヲ、河井青葉 他

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 廣木隆一「ガールフレンド」再見、

山田キヌヲはカメラマンだったが彼氏にフラレてから酒の勢いで男と寝る生活を繰り返していた。


一方美容師見習いの河井青葉は離婚してから離れている父、田口トモロヲにこだわっていた。


ある時山田は河井に出会いヌードを撮りたいと思い撮影に入るが、徐々に二人は心を開き始める。





ラブコレクションシリーズの一作。

廣木隆一映画は好きな方だがこの映画はどうもイマイチである。

画面の美しさや女優陣のそこそこな美人度がこの手の心の傷からの女の再生ドラマパターンが好きな人間には実に決まったものに見えるのだろうが、しかしながら逆にそこが絶えず空々しく、女のナマな開き直った強さも逞しさも、カッコ悪さもきれい事抜きの生き様もあんまり出てないまんま、妙にスタイリッシュな中、随分さりげなく癒やされただのという展開で終わってしまう。

確かに微妙な女同士の絡みと徐々に心を開き理解し合う姿が描かれてはいるが、こんなにキレイに分かり合ってお互い癒やされるなんてのはどうにも絵空事すぎるというか、妙にスタイリッシュに決まりすぎてるだけにナマな感じがあまりしない。

まあ確かにスタイリッシュと言っても、生々しさを表現しようとしたもので繊細な微妙さはあるのだが、その繊細な生々しさが妙にありがちでシステマチックなパターン映像に見えてしまうので、なんだか繊細で生々しいスタイリッシュさというものを表現しとけば良い映画、みたいなところに胡座をかいている退屈さを感じさせる。

言わば生々しさの表現が飽和してしまっているところがイマイチ残念な一篇。

2013/06/28(金) 13:57:52 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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