0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「吸盤男オクトマン」

吸盤男オクトマン [DVD]吸盤男オクトマン [DVD]
(2012/10/17)
ピア・アンジェリ、カーウィン・マシューズ 他

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ハリー・エセックス「吸盤男オクトマン」再見、

メキシコの湾岸地帯の放射能調査に出かけた科学者の一団だったが、辺りは放射能に汚染されており、そこにはタ コの突然変異のような怪物オクトマンがいた。

オクトマンはそこで暴れ回る。





 リック・ベイカーが初めて怪物デザインを手掛けた作品。

主演のイタリアのスター、ピア・アンジェリがこの映画出演後に謎の死を遂げたことがちょっと話題になった映画である。

まさか吸盤男オクトマンの呪いで死んだわけでもあるまいに(苦笑)

リック・ベイカーの処女作ではあるが、しかしながら吸盤男オクトマンのデザインは実にダサい。(苦笑)

しかも勿体つけて中々モンスターが出てこない他のこの手の作品とは真逆で、最初からこのダサい着ぐるみのオクトマンは、そんなに早く出てきちゃって大丈夫か?ってぐらい早々と登場し、その後もまあ延々出ずっぱりである。

しかし出ずっぱりとは言え、およそモンスターというよりは、今の超チープなゆるキャラ系に近い、タコの極めて安臭い着ぐるみまんまだし(苦笑)、吸盤男という表現がまたなんとも哀愁を誘うのである。(苦笑)

この映画がビデオストレートバブルの時代に入ってきた頃の邦題タイトルセンスは中々秀逸だったなと改めて思う。

こんなダサい着ぐるみが延々出ずっぱりで、およそ怪物が暴れているというよりは超安臭いヘンテコな形のタコの着ぐるみが笑われるために動き回ってコントをやっているようなその動きに吸盤男オクトマンのダサい哀愁が滲み出ている感じである。(笑)

映画自体は実に他愛ないものだが、そんなオクトマンの動きのダサさを見ているだけで何となく見れてしまう映画である。

このゆるキャラブームの昨今、どこぞの都道府県がオクトマンみたいなゆるキャラを作らんものかなあ、と見ているとつい思えてしまう長閑な一篇。

2013/06/23(日) 13:35:07 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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