0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「殺人鬼」

 
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(2007/01/19)
チャールズ・ブロンソン、リサ・アイルバッハー 他

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 Jリー・トンプソン「殺人鬼」再見、

 森の中で全裸の男女の無惨な死体が発見される。

 刑事のチャールズ・ブロンソンは捜査を進めるとジーン・デイビスが容疑者に浮かぶが、デイビスは全裸になって人を惨殺するサイコ野郎だった。

 決定的な証拠が掴めないためブロンソンは証拠を捏造してでもデイビスを逮捕しようとするが、デイビスはブロンソンの娘に目をつけていた。






 チャールズ・ブロンソン主演のサスペンスアクション映画。

 およそブロンソン主演作としては最高傑作ではないかと思えるほど、実に畳みかけるサスペンスが緊迫する見事な出来の傑作である。

 「ダーティハリー」のように異常な犯人とブロンソンの刑事が対決する映画だが、隙間や影に隠れたりそこから急に飛び出してきたりのアクションが緊迫したサスペンスタッチ満点でテンポよく畳みかけ、活劇的魅惑がそのままサスペンス映画の魅惑と重なっている理想的なサスペンス活劇映画である。

 ブロンソンの刑事役は勿論ピッタリだが、異常な犯人役のジーン・デイビスがかなり熱演しており、全裸になって人を襲いぶち殺しまくる殺人鬼の相貌には実にテンションの高い迫力がある。

 Jリー・トンプソンはブロンソンとのコンビ作「地獄で眠れ」でも見せた、物陰に隠れたり突然現れたりのサスペンスの緊迫感をここでもさらに研ぎ澄まして描き得ていてかなり秀逸である。

 サスペンス活劇映画としては実に理想的なスリル満点さの、見事な傑作の一篇。
2013/06/12(水) 13:39:53 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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